課題解決の事例
広報紙の多言語対応の負担を軽減―翻訳作業を効率化した本庄市の広報DX事例
本庄市(埼玉県)
- 業務領域
- 広報広聴
- サービス
- マイ広報紙(ライトプラン)
課題と解決策
課題
月2回発行する広報紙の多言語対応では、職員による編集作業に毎月一定の時間を要していた。少人数で取材からレイアウトまで担う体制の中で、継続的な運用負担が課題となっていた。
解決策
閲覧数を保ちつつも広報紙の翻訳を手間なく実現すべく、「マイ広報紙」を導入。校了後のPDFデータおよびホームページ公開用の広報紙のURLを送るだけで、テキスト化・多言語対応が実現する体制が出来た。
効果
多言語対応にかかっていた作業負担が軽くなった。LINEや市ホームページ、紙面での案内を通じて、住民が自然に「マイ広報紙」へアクセスしやすい導線づくりを進めている。アプリ不要でURLから閲覧できる点も、住民への案内のしやすさにつながっている。
課題解決の取り組み
- 目次

埼玉県北西部に位置する本庄市は、東京から約80km圏にあり、交通利便性に恵まれたまちです。
旧中山道の宿場町としての歴史、本庄早稲田駅周辺の利便性、児玉地域の自然や文化など、エリアごとに異なる魅力を持っています。
人口は約7.6万人で、市街地と里山地域が共存する本庄市では、紙の広報紙に加え、ホームページやLINEなども活用しながら、住民への情報発信を行っています。
また、2025年の全国広報コンクール(主催:公益社団法人 日本広報協会)では、2部門において賞を受賞するなど、広報活動に力を入れている自治体でもあります。
本庄市は、2025年10月に広報紙のデジタル化サービスである「マイ広報紙 ライトプラン(※アクセス分析レポート機能をオプション付与)」を導入。
今回は市の企画財政部 シティプロモーション推進課 広報係のご担当者様に、「マイ広報紙」導入のきっかけや効果などについてお話を伺いました。
1.一定の作業時間を要する多言語対応、人員確保に課題も――導入前の課題
――広報紙業務はどのような体制で行っていますか?
広報紙業務は、一般職員が3名、事務補助の会計年度任用職員が1名の体制です。
基本的には3名で、取材や紙面作成を担当しています。
印刷は業者に依頼していますが、紙面づくりそのものは職員で担っています。
――導入前に負担になっていた業務はありましたか?
以前は多言語対応のために、職員側で翻訳版の広報紙を作成していました。
市では通常号とお知らせ版の月2回発行があり、その2回分の多言語への翻訳作業に対して、一定の作業時間を要していました。
2025年度の初めくらいからは、その翻訳作業に人を割り当てることも難しくなっていました。
さらに閲覧数が限定的であったこともあり、翻訳の手間をかけずに多言語化でき、ちゃんと見てもらえるような仕組みがないか、模索していました。
2.ホームページのリニューアルを契機に、情報発信の強化を一括で実現――導入の背景
――「マイ広報紙」導入の決め手は何でしたか?
「マイ広報紙」の営業の方から機能の説明を受けるなかで、多言語化に対応できる点が大きいと感じました。
同じような仕組みを扱うサービスがあるかも調べましたが、こちらが求める条件に合ったのは「マイ広報紙」だったという印象です。
――本庄市様は2025年の10月という、年度途中での導入でした。その経緯や背景を教えてください。
当初は、2025年度に導入を検討して、予算確保を考えると最短でも2026年度、場合によっては2027年度からになるのではないかと考えていました。
ただ、本庄市では2025年度途中にホームページのリニューアルを控えており、ホームページリニューアルのタイミングと合わせて導入することで、情報発信基盤の整備を一体的に進めることができました。
内部調整という点では、既存ツールで広報物の多言語化を行っている国際関連の部門との調整は行いました。
そのツールでの多言語対応の実施状況に対して目標値を設定していたこともあり、影響が出ると考えられたからです。
広報紙は「マイ広報紙」へ移行することを説明し、関係部署と協議を行い、役割分担を整理したうえで導入しました。
3.作業は「PDFを送る」だけ。さらに「アプリ不要」でアクセスしやすい広報紙に――導入後の効果
――導入後、「マイ広報紙」関連で毎月どのような作業が発生していますか?
今のところは、校了した日にPDFデータを送ることと、ホームページへの公開準備ができた段階で、PDFのURLを送ることだけです。
多言語対応の作業がなくなり、その作業だけで済んでいるので、だいぶ楽になったと感じています。
――導入して良かったと感じている点はありますか?
良いと感じているのは、アプリを導入しなくていい点です。
広報紙をアプリで見られるサービスはいくつかありますが、わざわざアプリをダウンロードして見る人はそれほど多くないのではないか、という話を内部でもしていました。
その点、「マイ広報紙」はブラウザで見られるので、新たなアプリのインストールが不要な点が良いと感じています。
4.LINEや市ホームページでの周知を実施、今後はより詳細な「アクセスデータ」も活用したい――今後の展望
――現在、「マイ広報紙」の住民への周知はどのように行っていますか?
広報紙が公開されたタイミングで、LINEから「マイ広報紙」のページへ飛べるようにしています。
また、市のホームページにも、今月の広報として画像付きで新着の広報紙を掲載し、そこからも「マイ広報紙」にアクセスできるようになっています。
紙面に余裕がある場合は、「マイ広報紙」の利用を促す案内を出すこともあります。
住民からの反響が多く届いているわけではありませんが、導入後、大きな混乱や問い合わせもなく、比較的スムーズに利用いただけていると感じています。
――今後、マイ広報紙や広報紙をどのように活用していきたいですか?
アクセス分析については、もう少し詳しく見られるとありがたいと感じています。
記事カテゴリーごとの閲覧状況、検索キーワード、記事ごとの滞在時間、どこから流入しているかなどが分かると、どの記事が読まれているのかをより具体的に検証できそうです。
また、住民とのコミュニケーションができる仕組みがあると、紙面づくりにも活かしやすいと感じています。
たとえば簡単なアンケートフォームで、広報紙を見てどうだったかを尋ねるような仕組みがあれば、今後企画の参考になるのではないかと思います。
(2026年7月9日掲載)
※自治体情報・肩書などを含め、本事例ページに記載された内容は取材当時(2026年6月)のものです。
利用サービス
- マイ広報紙 トップページ

- マイ広報紙 自治体ページ「本庄市」
https://mykoho.jp/lg/112119/913508
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください
- 多言語対応を進めたいが、職員の作業負担の増加が懸念
- 広報紙をデジタルでも届けたいが、住民がアプリをダウンロードしてくれるか迷っている
- 他自治体の取り組みを見て、今の広報の届け方のままでよいのか焦りを感じている
情報収集の段階でも丁寧にご説明します。まずはお気軽にご相談ください。
